スーパーナンペイ事件犯人

スーパーナンペイ事件犯人



２０年前の八王子スーパーナンペイ事件に新展開がありました
現場のスーパー、ナンペイの事務所内に残された犯人のものと思われる指紋と
警察に保管されていたデータベースの指紋とが一部一致したのです



事件の詳細は、以下の通り
１９９７年７月３０日
事件現場は八王子にあるスーパー、「ナンペイ」の２階にある事務所内
スーパー閉店直後、ナンペイのスタッフ稲垣則子さん（４７）
アルバイトの桜美林高女子高生、矢吹恵さん（１７）
同じくアルバイトの都立館高の前田寛美さん（１６）




閉店後に帰宅の支度をしていた３人
犯人に襲われ、矢吹恵さんと前田寛美さんの二人は
背中合わせに粘着テープで、手と口を縛られました
そのままの状態で、銃で後頭部を撃ち抜かれ、死亡



そして、ナンペイのスタッフだった稲垣則子さんも
後頭部を撃たれて死亡



捜査関係者によると
犯人は、ナンペイ２階の金庫目当てに事務所に押し入ったものの
そこに居合わせた３人は誰も金庫の開け方を知らなかったため
３人を殺害したのだということです
公式チャンネル　ANNnewsチャンネルより




事件現場に残された、犯人につながる遺留品、物証は３点
「銃弾」「足跡」「粘着テープ」
そして、本日２０１５年２月１８日
犯人の手掛かりとなったのは
この「粘着テープ」でした



粘着テープには、矢吹恵さんと前田寛美さんを拘束する際のもので
犯人のものと思われる指紋が残っていたのだそうです



その「粘着テープの指紋」と、警察に保管されていた、「指紋データベースの指紋」が一部一致
犯人への有力な手掛かりとなったのです



この「一部一致」というところが問題なのです
指紋という物証には二つの特徴があります
１、唯一・・・つまり、別人同士で、同じ指紋、ということはほとんどありえません
　　　　　例えば、DNAは、一卵性双生児、つまり双子の場合、全く同一のDNAだそうですが
　　　　　たとえ一卵性の双子でも、指紋は異なるということです
２、不変・・・指紋は、指が傷つくことがなければ生涯変わることはありません
　　　　　成長につれて、指紋の大きさが変わることはありますが、形は変わりません
よって、指紋は、あらゆる事件において有力な証拠となります
公式チャンネル　ANNnewsチャンネルより




しかし、指紋が同一、として証拠能力を有するには
１２の特徴点が一致しなくてはならないのです
つまり、「粘着テープ」の指紋と「指紋データベースの指紋」が同一人物のものと証明されるには
二つの指紋の特徴が１２個以上一致しなくてはならないのです



が、実は今回の情報では、「粘着テープ」には８つの特徴点しかない
証拠能力はないということです
ただ、この８つの特徴点が一致したということは
八王子スーパーナンペイ事件の犯人と、この指紋データベースの指紋の持ち主が
同一の可能性が高い
ということになります




警察は、この犯人の可能性のある人物について、事件当日の足取りを慎重に捜査中とのこと
残念なことに、この犯人と思われる人物
１０年前に死亡しているのです
どうやら病死のようですね



一時期は、犯人の可能性があるとして、何人もの人物が浮上しました

違法薬物前歴者
暴力団関係者
不良外国人
中国人犯罪グループ
などなど
中には、売上が１週間のうちに最も多く、金庫に保管されている日曜の犯行だったことから
ナンペイの内部情報を持っている人物に疑いがかかったこともあったそうです
つまり、事件当時のスーパーナンペイの店長



しかし、スーパーナンペイの店長は金庫の開け方をもちろん知っていたでしょうから
容疑者とは考えにくいですよね



とくに外国人の可能性があるとも言われていたようですが
今回浮上した人物は、日本人だと言います
公式チャンネル　ANNnewsチャンネルより




非常に凶悪な事件です
必ず犯人を特定し、事件の真相を明らかにしてほしいですね

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